上京カレンダー

意識チョモランマ系女子大生による茶番劇〜就活編・上京編〜

地方国立就活戦士、最前線記録

 

地方国立在学中の女子大生。

 

東京から新幹線と電車でおよそ五時間、

夜行バスで軽く10時間程度の僻地に滞在し、

今の日本を形成しているといっても過言ではない「東京」に背を向けて生きてきた地方女子が、

 

「就職活動」という人生の中でも上位に入る戦いの舞台で

数多くの猛者が集う「東京」を主戦場とし、 特攻奇策をかさね生き抜いた三か月の

軌跡をこれからじわじわと公表していこうと思う。

 

 

まず、この一見ばかばかしい記事をクリックしてくれたことに心から感謝する。

 

この「就活戦士最前線記録」作成に至った経緯についてまずは申し上げ、今後、就職活動という激戦地に足を運ばざるを得ない皆様方の、この資料に対するご理解を深めていただきたいと考えている。

 

完全なる趣味・自己満足と述べさせていただきたいところだが、実は二つ理由がある。

 

①私自身の気持ちに区切りをつけるため。

体育会ダンス部に所属していた私は、『留学』という夢を捨てきれず、四年次の後期から海外へ飛び立った。実際、自分が就職活動を行わなければならない期間、「休学」という形をとっていた私は、同期たちが「就職活動と部活動」を並行している姿を目の当たりにし、ひどい罪悪感と焦燥感に襲われた。

「自分が、もし目の前の同期たちと同じ立場であったら、第一志望御社から内定を勝ち得ることができたのだろうか」一生解決することのないこの問いに、私は非常に悩んだ。

「休学して部活をする。留学後に就活をする」この戦法は、様々な感情を排斥し考えると、非常に合理的で優れた戦法であった。しかし、私自身の心のわだかまりが消えることはなく、悩んだ結果このような「就活体験記兼指南書」を作成し、後世の役に立てることで、気持ちに区切りをつけようと考えたのだ。高位な自己満足の形なのかもしれない。

 

②地方大学の学生のリラックスしきった様子に「焦燥感」を抱いており、

その現状を打破したいと考えたからだ。

私の就職活動のスタートは早かった。放送局2社、大手メーカー、広告代理店、旅行会社、ベンチャー企業等々、多くのインターンシップに挑戦してきた。そこで感じたことは、「地方国立大学の学生と、首都圏(早慶やMARCH)の学生の頭の良さは大して変わらないが、圧倒的に情報収集力とコネ力で差がついている」ということだ。

そして、就職活動において、この「情報収集力とコネ力」は非常に重要なポイントとなる。

この大学に入るために、皆さんはどれほど勉強したのだろうか?

私立大学は滑り止めだと信じ努力してきた者も多いのではないだろうか?

だが、現実は甘くはない。勉強できることと就活に強い事はイコールではない。

「私たち地方国立大学は就活市場において、関関同立やMARCHよりも格下というイメージを下げて就職しないといけない」という現実を早いうちから真摯に受け止めてほしい。そして、なるべく早く賢く就職活動に挑み、本当に行きたかった第一志望御社への切符を手にしてほしい。

 

以上。