上京カレンダー

意識チョモランマ系女子大生による茶番劇〜就活編・上京編〜

就活が楽しくて発狂しそうになるライフハック

 

「就活が楽しくて発狂しそうになるライフハック

 

就活は辛くしんどい。

一体だれがそんなことを言い始めたのだろうか?

だが、一般認識として確かに「就活=辛い」は存在する。

 

そして、おそらくこの記事を読んでいる(あ、今閲覧数0だ)次世代就活戦士もきっとこのような固定観念に惑わされ、「就活」を自ら「辛く」変えてしまうだろう。

 

そこでだ。

今回はチホジョとっておきの就活ライフハックを紹介したいと思う。

 

実際のところ、就活が楽しくなるライフハックは1230程ある。が、

その中でも今回は、「チホジョセレクト、ベスト of 就活ライフハックを紹介するので、襟元と姿勢を正してからご覧いただきたい。

 

そのライフハックはこちら↓

 

電話帳登録名を「ゾクゾク案件」にする

※「ゾクゾク案件」とは、文字通り、ぞくぞくっとするような案件

 

一体どういうことか、エピソードを織り交ぜつつ、紹介したい。

 

 

人体の限界に挑戦し、最高稼働率を達成しようともくろむ就活戦士チホジョ。

勿論、年収ランキング常上位、スーパー戦闘民族と名高い(ぴー)エンス御社の選考も受けていた。

 

最初は、できごころ ほんの腕試しのつもりだった。

名前だけは頻繁に耳にする「(ぴー)エンス」

だが、どんな仕事をしているのか、どんな人がいるのか、全くわからない。

 

とりあえず、全身全霊を込めて 真摯に対応するしかない。

 

戦士の言霊が、無事「(ぴー)エンス」御社の面接官の心に響き(?)

選考は駆け足で進んだ。

 

―――― 時は最終選考前。

せっかくここまで来たのだから、一挙一動に万全の注意を払わなければならない。

そう、私をネクストステージに押し上げてくれた御社面接官が、私の失態により会社に激詰めされ、窓際被害者の会にラインナップしない様に。

 

 

ただ、一挙一動に万全の注意を払うなどと言っても、具体的にどうすればいいのか。

最終面接前に足りない頭を壁に打ち付けながら必死に考えるチホジョ。

 

そして、とある答えにたどり着いた。

「一挙一動に万全の注意を払う」ために必要なのは、

「完全なる会社と社員様の雰囲気理解」だ。

 

「会社、または社員様を正しく理解することで社員と同じように振舞える」

つまり、「未来の仲間であることをアピールできる」のだ。 

 

これだ。

これしかない。

完璧に「(ぴー)エンス」人材になり切ることができたならば、

私をネクストステージにいざなってくれた御社社員様も出世魚決定だ。

さっそく私は、「(ぴー)エンス」人材になりきるため、

コネクションというコネクションを駆使し、「(ぴー)エンス」御社の情報を集めた。

 

 

以下が、内定者や先輩社員、その兄弟等から集めた情報である。

 

 

年収日本一位

巷では、20代で家が建ち30代で墓が立つと囁かれる

太く短く生きることをモットーとした選ばれし戦闘民族。

 

内々定が決まった学生がとる行動として多く報告されている例が「外車購入」

まだ、一円たりとも自分の力で稼いでいないというのに、既に「金を稼ぐ」という戦闘民族としての意識が芽生えている。さすがの一言に尽きる。

 

特技は、「(ぴー)エンス シャッフル」

日本一年収が高いと噂の(ぴー)エンス。

彼らのエンターテイメント・ショーは 合コンのお会計時に始まる。

(ぴー)エンス社員達は自らのクレジットカードを集め、唐突にシャッフルを開始するのだ。

盛り上がるビッチ達、上がる黄色い歓声、カードをシャッフルするスピードが上がると同時に会場のボルテージは最高潮に達する。

「すとーっぷ!」媚を含んだビッチの声で、戦闘民族の手が止まる。

 

お気づきの通り、一番上にあるカードですべての飲食代を持つのである。

男気じゃんけんもびっくりの、この「デス・ゲーム」も、戦闘民族にとってはほんの余興にすぎない。

 

そして実は、「カーレイサー」ではないのかという説もある。

一分一秒たりとも時間を無駄にしない(ぴー)エンスエリート戦士。

そのハンドルさばきはもはや芸術の域であり、狭い首都高であってもまるで自分の庭であるかのようにすり抜ける。(らしい)

 

金もあり、金を湯水のように使う度胸もあり、運転技術もあり、合コンではっちゃけるコミュ力もある。

到底普通の人間とは思えない、戦闘民族(ぴー)エンス。

 

まさか、、、

王子か?

王子ではないのか?

アラブあたりの石油王の息子ではないのか?

地方から、老馬に乗ってやってきた哀れな女子大生にガラスの馬車を用意しようと画策する王子なのではないだろうか??

 

(ぴー)エンスのことを調べれば調べるほど、惹かれ恋に落ちていくのがわかる。

そして、ついには(ぴー)エンスが自分の中で王子という位置付けになっていることに気づく。

 

待てよ、、

戦闘民族かつ王子、、、?

 

まさか、、、

まさか

ベジータか?

ベジータではないのか?

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もう面接どころではない。

「会社と社員様の完全なる理解」を試みた結果、

「社員様は自分にとってストライクゾーンを的確に攻める王子である可能性がある」ということが発覚してしまった。

 

Dボールで最も好きなキャラクター、ベジータ様疑惑がかかった人を前に平静を保ちつつ自己紹介などできるわけがない。

 

すっかり骨抜き(ぴー)エンスファンになりさがってしまったチホジョ。 

だが、最終面接は心を強く持って真摯に向き合った。結果がどうであれ、これだけ会社のことを調べつくしたのだ。晴れ晴れとした心で面接会場を後にした。

 

 

ーーーーーーー後日談。

 

「結果がどうであれ」とぬかしたが、やはり結果は気になるし、

「年収日本一の会社に内定」という希望を捨てられないチホジョ。

 

猛る心を抑えきれず、(ぴー)エンス人事様の電話番号を「ベジータ王子」と登録し、誇り高きサイヤ人の王子ベジータからの電話を心待ちにする日々を送った。

 

そのワクワク感、ゾクゾク感たるや…。筆舌しがたい。

内定電話がかかってきたらどうしようか。

いや、お祈り電話ですら待ち遠しい。

 

……これぞ就活のライフハック

会社を調べつくし、会社の社員さんをキャラ付けし、電話帳にゾクゾク案件として登録。落ちても受かっても、一時のエンターテイメントショーを楽しめる。

  

 

ENTRANCEは、就活のライフハックだったはずなのに、

EXITは(ぴー)エンスのステマ

  

つまり、何が言いたいかというと、

この記事を読んでいるそこのあなた。

(ぴー)エンス社員との合コンをセッティングしてください。

 

クレジットカードをかき回すだけでなく、チホジョの心もかき回してくれる

熱い(ぴー)エンス社員(ベジータ)募集中。